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黒田健嗣記念モニュメント

黒田健嗣記念モニュメント

故・黒田健嗣は2004年4月、国際教養大学の一期生として入学しました。同期や後輩から“アーサー”と呼ばれ慕われていた彼は、決して英語は得意なほうではなく、さまざまな行事にも積極的という訳ではありませんでした。

しかしアーサーには、純粋で真っ直ぐな心と、決して諦めない強さがありました。

2005年の第二回AIU祭では、新潟中越地震の被災地である長岡市へ義援金を届けるために、自転車で約650キロもの距離を二日間で往復するという偉業を成し遂げ、AIU生に大きな感動を与えました。

自転車で日本中を駆け巡り、大勢の友人をつくり、自分の世界をさらに広げようと、アーサーはどんな時も自分の目標に直向きに、決して物怖じすることなく進み続けました。

そして2006年3月、オーストラリア横断という壮大な夢に挑んだのです。

シドニーからパースまで東西約4,000kmの大きな挑戦を前にしても、彼は決して臆することなく、その先にある達成感や自らの成長に胸を膨らませ、偉大な挑戦をスタートさせたのです。

2006年3月27日。2000km程を制覇した頃、アーサーは不慮の交通事故に巻き込まれ亡くなりました(享年20)。彼の挑戦は夢半ばで潰えてしまいましたが、彼は私たちに大きなモノを残してくれたと感じております。

それは、夢を持ち、その実現に向けて怯むことなく向かっていく姿勢です。

どんなに困難に見える目標でも、決して諦めることなく、直向きに努力し、確実に前進して行くことの大切さをアーサーは私たちに教えてくれました。

私たちがどのような状況に直面したとしても、その辛さや苦しさは、夢の途中で亡くなったアーサーの悔しさの比ではないでしょう。

 

アーサー記念モニュメント作製有志は、アーサーこと黒田健嗣の夢を追う直向きな姿勢を、在学するすべてのAIU生、そして今後入学してくる後輩たちと共有し、AIUの長い歴史の中で引き継がれるべき共通の精神として遺したいと強く思い、この自転車のモニュメントを作製しました。この自転車は実際にアーサーが使用していたものと同モデルの物です。

同期として、後輩として、私たちが彼のためにできること。それは、彼が教えてくれた精神や姿勢を受け継ぎ、私たち自身の成長とAIUの発展に役立てること。

アーサーが教えてくれたモノを私たちは決して忘れない。

Without any hesitation

Go straight forward

However tough it is

Just run for it

Thrive on challenge

「 大きな夢と目標を持ち、決して臆し恥じることなく、進み続ける 

最後になりましたが、本企画のために、一期生をはじめ、たくさんの教職員の方方から多くの寄付金を頂戴いたしました。有志一同、心より感謝申し上げます。有難う御座いました。本企画により、AIU生やAIUの成長と発展を支え、そして何よりもアーサーの功績を称えると共に、感謝と敬弔の意がアーサーに届けば、幸いです。

2008年7月2日

アーサー記念モニュメント作製有志